トラパーのない廃坑で、レントンたちはある男に出会う。彼の名は*ブリタニ。十数年も、この地に留まり発掘をし続けているという変わり者だ。祖父アクセルの面影を見たのだろうか、その老人の相手を自ら買って出るレントン。頑なに閉ざされたブリタニの心は、そんなレントンの対応に少しずつ開いていく。そして、レントンにアーキタイプの発掘現場を見せるブリタニ。トラパーが枯渇しているため徐々に死んでいくというアーキタイプが、暗闇の中で星のように輝いている。発掘の夢もここまでかというブリタニの呟きのように、アーキタイプの光は美しくも儚い。 悲しい予兆が散りばめられた一話だが、レントンとブリタニの束の間の交流は、辛い結末を迎える。レントンに夢を語ったブリタニは、自らその夢を終わらせたのだ。ニルヴァーシュを奪うという、間違ったやり方で。驚くべきブリタニの行動に、レントンは傷つき落ち込む。心の交流が少しでも感じられたからこそ、このラストは痛々しい。そんなレントンに追い討ちをかけるかのように、エウレカのドアを蹴り上げる音が響く。ブリタニの気持ちが分からないように、レントンはエウレカとも意思疎通ができていない。夢のない終わり方だが、人とのコミュニケーションの難しさを意識させられる一話だ。
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映像配信
DVD第5巻に収録。