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スカブに取り込まれ、面会謝絶のエウレカ。そんな彼女を省みずに仕事を請けるホランドに、レントンは激昂する。ヴォダラク高僧の救出へ向かうホランド、その真意は……。

 エウレカを巡って、ホランドとレントンの仲は悪化していく。レントンに対して暴力でしか自分を表現できないホランドは、ハップが言うように子どもだ。レントンとブリッジで喧嘩をしているところなんかは、似たもの同士といった雰囲気さえある。レントンはそんなホランドに対してまともにぶつかっていくから、さらに彼を意固地にさせるのだろう。「ホランドは最初から大人になりきれない人物として描いています。アクセルに会った時も、目を逸らさないとお礼が言えないような人ですから」と監督は語る。

 そんなホランドも、この回で自分の限界を知ることになる。S.O.F第1機動部隊のエースだったのは、もう過去の話。3年というブランクは、ホランドの勘を鈍らせていた。ついにKLFに挟み撃ちされ窮地に陥るが、そこにレントンが現われる。ここで注目したいのは、タルホの役割だ。ホランドの理解者であるタルホが、レントンにホランドの真意を教えなかったら、はたしてホランドは生還できたのだろうか。ホランドが彼自身よりもエウレカを大事にしているという事実は、タルホにとって口に出すことも躊躇われるほど辛いことであったはずだ。そして、ホランドは窮地を救われ、レントンの力を認めざるを得ない状況となる。だが、たがの外れたレントンは取り返しのつかないことをしてしまう。ライダーズ・ハイ――。トラパーの影響か、LFOライダーがトランス状態に陥ることをいうが、レントンの心理を顧みると、それだけではなさそうだ。これまで押し込めてきた様々な気持ちが、ここにきて噴出してしまったのだ。今回、レントンの「つづく」はないが、興奮状態から覚めたレントンには逃れられない現実が待っている。
  「*サブスタンス アビューズ」解説
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