レントンのジャージを着用し、岡持ちを手に売店で仕事をするエウレカ。レントンがいなくなったことで、その寂しさを埋めようとしているのか。恋を知らないエウレカは、心の傷を癒す術を知らない。滑稽な姿にも見えるが、それが真剣であるがゆえに痛々しく、ギジェットも涙を隠せない。 その頃、レントンはチャールズ夫妻に自分の息子にならないかと話を持ち出されていた。前話の出来事に落ち込んでいたレントンは、どんなことがあっても味方でいてくれるチャールズたちの存在を素直に喜ぶ。楽しげな会話が進むが、ラストを知ると、こちらも痛々しく見える。子どものいないチャールズ夫妻、両親を知らないレントン。本物を知らない者たちが、欠けたものを埋めようとしているように見えるからだろうか……。 幸せな家族劇は、レントンがゲッコーステイトのメンバーだったということを告げて終わりを迎える。チャールズも自分たちの真実をレントンに伝える。チャールズ夫妻は塔州連邦軍の傭兵でエウレカとニルヴァーシュの捕獲を任されていたのだ。夫妻の息子になるか、それとも月光号に戻ってその事実を伝えるか、チャールズは判断をレントンに委ねる。だが、レントンの答えは最初から一つしかなかった。夫妻に別れを告げ、白鳥号を後にする。レイが悲しみを押し殺してレントンに告げる一言に、彼らのレントンに対する思いが真剣であったことが分かる。偽の家族だったかもしれないが、そこには本物の気持ちがあったからこそ彼らは痛々しいほどに悲しく見えるのだろう。この話数で後半戦への方向性が出たと監督は語る。レントンは、迷うことなく家族のもとを離れ、自分が本当に求めている場所へとひた走っていく。
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映像配信
DVD第7巻に収録。