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ヴォダラク過激派、コーラリアン。メディアによって広まる情報が、民衆の不安をあおる。そんな中、戦闘準備を進める月光号。複雑な心境のレントンをよそに、ビームス夫妻が強襲してくるのだった。

 ついに、チャールズ夫妻との戦いが始まった。レントンに約束した通り、月光号に潜入してきたチャールズ夫妻。後にレントンが言うように、戦わない方法はなかったのだろうか。だが、チャールズ夫妻を止められる者はいない。唯一チャールズを止める立場にあったレイも、レントンがエウレカと一緒にいることを知り、躊躇うことなく戦うことを決意している。元SOF機動部隊エース同士、熾烈な戦いが繰り広げられるホランドはレントンとエウレカの二人を守るため、命懸けでチャールズに立ち向かう。そして、レントンは、父親のような存在だったチャールズの死を目撃することになる。この死を見ておけとレイはレントンに言う。これが「自由を勝ち得た者の責任」だと。愛する者の遺体を吹き飛ばし、月光号から脱出するレイ。レントンはその凄まじい姿に、怒りや憤りではなく、レイ一人だけでも助かって良かったと素直に感じている。
 チャールズの大らかな笑顔をレントンはもう見ることができない。父親の存在を超えて成長するのは、物語の王道であろうか。「父親越えの物語を描こうとは思っていません。父性や父権を倒し越えていくのではなく、それらを認めた上でいかに共生できるか。それを描きたかった」と監督は語る。

  「*ヘルタースケルター」解説
(c) 2005 BONES/Project EUREKA・MBS