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ノルブとドクターベアの対談で、スカブコーラルの正体が明かされてゆく。ストナーはこれを公表しようとするが、デューイは先んじてメディア戦を展開し、大衆を味方につけていた。

 月光号でノルブとドクターベアの対談が行われる。宗教と科学、二つの観点からスカブコーラルについて語るというものだ。話の内容は難解だが、クダンの限界が起きると地球は壊滅するだろうという最悪の結論が導き出される。ストナーはこの対談を『レイ=アウト』に掲載する予定だった。だが、たとえ真実を語ったものであったとしても、大河の前のコップ一杯ほどの水でしかないと言う。彼らの対談に先んじて、デューイはメディア戦によって、大衆を味方につけていたのだ。
 抗体コーラリアンを目覚めさせ、その消失時間に合わせてアゲハ隊を出動させる。それでも尚、眉に唾つける者たちも、国民的英雄に祭り上げられたアドロック=サーストンの名が上がることでデューイの言に耳を傾ける。デューイの策略は見事に成功した。
 地球が崩壊すると知っていれば、デューイに従う者はいないだろう。アゲハ少年隊もアネモネも、デューイの目的を把握できてはいない。では何故、デューイは地球が崩壊すると知っていて、スカブコーラルを目覚めさせようとしているのだろうか。「デューイが地球を崩壊させようとしているのは、人類を滅ぼすためではありません。スカブコーラルを滅ぼすためです。それによって、もし地球が崩壊したとしても、欠片となった地球からいつしか再生が始まるかもしれない。そういった一抹の期待を持っているのかもしれません」そう監督は語る。
 テレビ画面に映る抗体コーラリアン。人々の恐怖と憎しみ。それを見て、エウレカの表情は翳る。人類を敵に回したコーラリアン、それはエウレカ自身のことでもあるのだ。

(c) 2005 BONES/Project EUREKA・MBS