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サクヤの精神世界を訪れるエウレカ。彼女がノルブとともにグレートウォール突破を試みた過去を聞き、エウレカとレントンは自分たちの行くべき道を知る。一方地上では、ホランドたちが軍の攻撃への対応を迫られていた。

 アクペリエンスシリーズの第3話。ヴォダラ宮の入り口、軍の攻撃を防ぎながらレントンたちの帰還を待つホランド。ヴォダラ宮周辺には、サクヤの張った結界が生じているため、月光号との通信は遮断される。それほどの力を持つサクヤとは一体、何者なのだろう。
 蓮の中、サクヤとの対面を果たすエウレカ。サクヤは初めて発見された人型コーラリアンで、人間であればエウレカよりも40歳は年上だ。だが、容姿は可憐な少女のままだった。40年間も一人ぼっちだったサクヤは、エウレカの到着を心待ちにしていた。嬉しそうにノルブとの恋をエウレカに語る。それは、ノルブがレントンに語る昔話と重なり、ノルブとサクヤの間に起きた哀しい出来事がここでようやく明らかになる。
 40年前、二人はグレートウォールの突破を試みて失敗した。その時、サクヤは蓮の花と化し、ノルブはコンパク・ドライヴと融合してしまったという。後に二人は、エウレカが誕生したことを知って、自分たちの成し得なかったことをエウレカに期待したのだ。
 サクヤの登場に関して監督はこう語る。「サクヤは、エウレカに対して、これからの道筋を指し示してあげられる人、先導者なんです。レントンにとってはウィルがそうだったように。もちろん年上なんですけど、キャラクター造形の際は、エウレカより年下に見えるようにしました。その方が面白いと思ったので」。サクヤが初々しい姿を持ち続けているのは、ノルブに恋をし続けているからだろうか。聖者と呼ばれるサクヤがノートにハートマークを描くシーンは、彼女の色褪せない純粋な想いが溢れている。

  「*アクスペリエンス・3」解説
(c) 2005 BONES/Project EUREKA・MBS