震える声で、ゼペットが言った。
「今ので二回目。次の電撃を受けたら、コートは焦げてなくなってしまうわ」
「なくなったら、どうなるの」
「もう、私たちの身を守るものはなくなるってことよ」
「じゃあ、あの火花で、また目の前が真っ白になるの」
「あなたはそうかもね。私は、真っ白だけではすまないわ」
「あの変てこな鳥たちは、なんで僕らに火花なんて浴びせるの? 面白がってるのかな」
「そうじゃないわ。奴らはね、電気を人間たちに浴びせることによって……」
ゼペットが言いかけたとき、もう一度、火花が僕らに向かって放たれた。コートは、綿が燃える時みたいに、あちこちに穴があいて、ぼろぼろになって、最後にはなくなってしまった。 やれやれ、これじゃあ、次に火花が来たら、全然防げやしない。僕は、ヘンテコ鳥たちに怒鳴った。
「おい! 君たち、あんまりだぞ! 君たちは面白がってやってるだけかもしれないけれど、こっちは目の前が真っ白になって、大変なんだぞ! 相手の気持ちを思いやらなくては、良い子になれないんだぞ」
せっかくいいことを教えてやってるのに、ヘンテコ鳥たちに僕の言葉は通じなかったようだ。
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