だって、連中、僕の言葉を聞き終わらないうちに、次の火花の準備のために、爪を広げ始めているんだもの。
「ああ、もう終わりだわ」
ゼペットがそう言った。
「ピノキオ、会ったばかりなのに、ごめんなさい。さようなら」
ヘンテコ鳥たちは、火花を放った。バリバリ、という音が聞こえた。
……でも、火花は、僕らの方にはやってこず、少し離れた黒い油の水溜りを直撃した。水溜りの油が、ボン! と弾けた。
その時だった。
「こっちじゃ! 乗れい!」
という、がらがら声のおじさんの叫びが聞こえたんだ。僕は、びっくりしちゃったよ。突然、でっかい鉄の棒を抱えたおじさんが、僕らの脇に立っていたんだもの。どこから現れたんだろう?
鉄の棒もでっかかったけれど、おじさんの体は、もっとでっかかった。
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