「眠り電気をものともせずに、まっすぐ前に手を伸ばしてな。次から次へと、ロボットの奴を捕まえた」
「ほほお……」
村人たちは、皆、ため息みたいな声を出して、僕を眺めている。僕はすごく照れくさいような、嬉しいような気分になった。でも、できるだけ平気な顔をしていた。だって、その方が、英雄っぽいもの。
「そして、片っ端から奴らの腹の真ん中の機能停止ボタンを押しまくりおった! 気がついたら、奴らめ、一匹残らず、地面に転がっておった。すごい小僧じゃよ。ピノキオは戦いの天才じゃ」
「ほほほお……」
皆、とても僕に感心したようだ。僕はますます、照れくさくて嬉しい気分になった。親方の話し方はとても上手くて、すごく僕がカッコよく聞こえるんだ。だから、僕もひとつ、自分のことをカッコよく話してみようと思った。
「えへん、そうなのです。僕はね、電気なんかいくらバリバリ浴びても、全然平気なんだよ」
「へえ……」
と、皆が感心した。あれ? ちょっと待って、今、僕の鼻が、少し伸びたような気がしたぞ。確かに伸びてる。しまった、実は、全然平気ってわけじゃなかったのに、見栄を張っちゃったかな。
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