「俺たちは、自警団だ。どの家にでも、無許可で入ることができなければ、村の安全を十分に守ることはできない」
「クリケット・ジョー、すまなかった。ワシはもうすぐ出て行く」
言いかかったアントニオーニ親方を、その男の子は、にらみつけて黙らせた。なにしろ、きりりとした眉毛の下の目が、まるで燃えてるみたいにすごい迫力なんだ。あの眉と目でにらみつけられたら、誰だって、ライオンだって黙ってしまうんじゃないかな。そうか、クリケット・ジョーっていう名前なのか。
「そして、聞いた噂はもう一個ある。ロボットオヤジだけじゃない。もう一匹、妙なちびっ子ロボットを、連れ帰ってきたそうじゃないか」
クリケット・ジョーは、もう一度、僕に視線を戻した。
「こいつがそうか?」
「こんにちは、クリケット・ジョー。僕はピノキオだよ」
良い子は、相手に挨拶される前に、自分から挨拶するもんさ。
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