ずっと黙っていたキャット少尉が、薄目を開けて、クリケット・ジョーに言った。
「考えてみれば、生きてるのと生きてないのと、どう違うんでしょうかね」
「こら、お前まで何言い出すんだ」
「そういえばオレも」
とフォックス中尉も首をかしげた。
「機械と生き物の違いはなんだろうと、不思議に思うことがあるんです。神様みたいな立場から見たら、俺たち人間も、機械と大して違わないんじゃないですかね。逆にこのロボットオヤジなんて、俺よりも随分と表情豊かですし」
「それはお前が無表情すぎなんだ」
「生きてるって、一体どういうことなんだろう」
「ねえ隊長、生きてるって、どういうことなんでしょうか」
「やかましい!」
フォックス中尉とキャット少尉を、クリケット・ジョーが怒鳴りつけた。
「こんな人形に踊らされて下らんことに疑問を持つな、ど阿呆! 機械は生き物じゃない。機械に命があるか」
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