「推理完了だ」
と、クリケット・ジョーが言った。
「やばい。全員、動くことができない上に、外は壊滅状態だ。俺たちが自分で外に出ることは、不可能だ」
「ええー!?」
そのとき。崩れ落ちた天井が、ごりごりと動かされた。見る見るうちに、折れた梁や柱や棚が取り除かれ、弱々しい太陽の光が差してきた。僕らが生き埋めになっているうちに、外は夕方になっていたんだ。
オレンジ色の空を背に、大きな男の人が、僕らを覗き込んだ。のんびりとした太い声で言った。
「隊長。良かった、やはりここにいたんですか。今、お助けします」
「見たか、俺の推理を! 俺たちが自分で外に出ることは不可能だと言ったろう! 推理通り、仲間に助けられることが、外に出る唯一の方法だったのさ」
「凄いや、クリクリ・ジョー隊長!」
僕は、心から感心した。皆は、感心しすぎたのか、黙りこんでいた。
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