「いいか、 俺たち自警団は、村を出る。 まだプリンス社に発見されていない村へ行き、 カモフラージュ電波が効かなくなったことを知らせてまわる必要がある」
と、クリケット・ジョーが焚き火の周りの皆を見渡して言った。
「眠らされたばかりの村人を置き去りにして行くの?」
と、ゼペットが驚いて声を震わせた。
「自警団の掟だ」
と、クリケット・ジョーは冷たく頷いた。
「一度眠らされた人間は、もう二度と目覚めない。俺たち自警団の力は、眠った人間を守るために使うのではなく、まだ眠っていない人間たちを守るために使わねばならないんだ」
「皆を見捨てるなんて、ひどい」
「ゼペット。お前も来るんだ。お前の、コートを作る力を、まだ襲われていない村の人間たちのために使え」
「そんな」
![]() |
![]() |







