「冷静に考えるんだ、ゼペット。俺たちは行くしかない」
うーん。ちょっと、よく考えないとハッキリはわかんないけれど、きっと、クリケット・ジョーの言うことにも一理あるんだろうという気がした。
どうするんだろう? ゼペットは、クリケット・ジョーの言う通り、クリケット・ジョーたちと一緒に村を出るのかな?
ゼペットがアントニオーニ親方の顔を見た。
「……どうしよう、親方。私たち、行くべきなのかしら」
「うーむ。そうじゃなあ、ここはやはり……」
「待て」
ゼペットに答えようとした親方を、クリケット・ジョーが止めた。
「ロボット親父。お前を連れて行くとは、言っていない」
「うむ……そうか、そうじゃな、ワシはロボットじゃからな」
「でも、クリケット・ジョー、私がコートを作るためには、親方が加工した旧世界ゴムが必要だわ」
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