「どうせ、親方の鍛冶屋工房は、壊されちまってるんだ。行く先々の村にあるゴムを使うしかない」
「クリケット・ジョーの馬鹿!」
僕は、とうとう我慢できなくなって、クリケット・ジョーに言ってやった。
「なんで親方にそんな意地悪ばっかりするんだよ!」
「早まるな。オレは、連れて行かないとも言っていない」
「えっ?」
「いいか、ロボット親父。俺の推理では、気絶した俺たちや、寝たふりをしたアリドーロが、眠り電気を浴びなかったのは、お前の手柄だな?」
「ええっ?」
そういえば、どうして僕らだけ眠り電気を浴びなかったんだろう?
「うむ……それは」
アントニオーニ親方が、低くうなった。
「だが、この村が襲われたのは、お前のせいかも知れない」
「それは違う」
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