人間が、そんなに物を持つことができるのかっていうくらいに、沢山の荷物を抱えていた。
やっぱりアリドーロも、顔中を涙と鼻水でべとべとにして泣いていた。
そして、クリケット・ジョーと同じように広場に立ち止まって、眠る村人をしばらく見ていた。
何も言わずに、泣きながら彼は去っていった。
もうしばらくそこでじっとしていたら、今度は、フォックス中尉とキャット少尉がやってきた。
ふたりとも、それぞれに大きな荷物を抱えて、やっぱり涙を流して、眠る村人を見ていた。
「あ」
と、キャット少尉が僕に気づいた。キャット少尉は、他の皆よりも目が良いんだ。
「ピノキオだな? ここで何している」
言いながら、キャット少尉は大急ぎで涙を拭った。
「何? あ、ホントだ、ピノキオ!」
フォックス中尉も、大慌てで涙を拭いた。
「見たな?」
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