「でも、親方が我慢に失敗したら俺たちホントに眠らされてしまうんだぜ」
と、フォックス中尉がキャット少尉をつついた。
「判断を、ワシ自身に任せてくれて、感謝しとるよ、クリケット・ジョー」
「ああ」
「だが、ワシがいなくても気をつけるんじゃぞ。カモフラージュ電波を連中が破ったことと、ワシは本当に関係がない。奴らは自力でこの村を見つけたんじゃと思う。何か、大変なことが起こっとる。信じてもらえんかもしれんが」
「信じるさ。情報に感謝する、アントニオーニ親方」
「がははは。珍しく、名前で呼んでくれたな」
「嫌だよ、親方、一緒に行こうよ」
僕は、親方の手を引っ張った。親方は、僕を抱きかかえて、自動車に乗せた。
「ピノキオ。ワシから新しい仕事を奪わんでくれ。ワシは眠った村人の世話に、残りの人生をかけるぞい。眠っとる連中と一緒なら、これ以上眠らせてしまう心配はないからな。がはははは」
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