ずっと向こうの方、 僕らが進んで行こうとしていた方向に、 小高い丘がいくつか並んでいて、その並んだ丘の上を、銀色のヘンテコ鳥たちが群れになって移動している。あんな遠くにヘンテコ鳥がいるのを、双眼鏡なしで見つけるなんて、さすがはキャット少尉だ。
「なんてこった。奴らは、科学者の村がある方角から移動してきている。まさか……すでに村を襲撃して、戻ってゆくところなのかもしれないぞ」
クリケット・ジョーは、双眼鏡をのぞきこみながら歯軋りをした。
「ちょっと多すぎますね。見つからないうちに隠れましょう、隊長」
フォックス中尉がそう言ったけれど、クリケット・ジョーはそれには答えず、双眼鏡のダイヤルを回して倍率を変えた。
「ん……おい、あいつは、なんだ? キャット少尉、見えるか」
「はい、人です。人が、連中の進行方向の、一番高い丘の真ん中に立っています」
「生存者だ。このままだと襲われる! アリドーロ、自動車発進!」
「は、はい!」
アリドーロが、自動車のペダルを猛然と漕いで、丘に向かった。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
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