「キャット少尉、報告しろ」
「は、はい。報告です。丘の上の生存者は、 今、 石を投げたようです。その石が、正確に、鳥形ロボットの機能停止ボタンを直撃しました……あ!」
ひょろ長いお兄さんは、さらに続けざまに、何度かピッチングをした。
あっという間にヘンテコ鳥もヘンテコクラゲも、全部地面に打ち落とされてしまった。
「あの人、凄い!」
とアリドーロは自動車を漕ぎながら声を上げた。
「あれなら、ひとりで全部やっつけてしまうんじゃないでしょうか」
「いや。オレの推理では、やはり出撃して助けねばならんようだ。フォックス。ゼペットのコートを3枚持て。一番移動速度の遅いカニ型3体を狙って、奴の体にコートを被せるんだ。ピノキオは、オレと一緒にカニ型の息の根を止める。いいか、カニ型は横ばいしかできない。俺が甲羅側から近づいて奴らの目をふさぐから、お前が腹側から近づいて、機能停止ボタンを押すんだ。フォックスは奴らがコートを脱がないように邪魔をして、俺たちを援護しろ」
ゼペットが同じことをもう一度僕に言ってくれるのを聞いてから、僕は自動車を飛び降りて、皆と一緒にカニ型ロボットへ向かって走った。
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