クリケット・ジョーの推理は的中した。
ひょろ長いお兄さんは、ひときわ大きい石を投げてクマ型ロボットを機能停止させたあと、急に肩で大きく息をして、地面に膝をついた。そのまま、疲れて動けなくなってしまったみたいなんだ。
そのお兄さんに向かって、カニ型ロボットが攻撃をしようとしたとき、ちょうどフォックス中尉が追いついて、ゴムのコートを被せてまわった。 カニ型ロボットが、急に被せられたゴムのコートの中で電気を出して混乱している間に、クリケット・ジョーと僕は協力して、機能停止ボタンを押してまわった。
カニ型ロボットは、全部動きを止めて、たくさんある足やハサミを折りたたんで縮こまらせ、地面にゴロンゴロンと転がった。
クリケット・ジョーは、ひょろ長いお兄さんに手を差し伸べた。
「噂は聞いている。科学者の村の自警団には、ロボットたちの射程より遠くから、機能停止ボタンを押すメンバーがいるとな。あんたのことだな、のっぽのフィラメント」
フィラメントと呼ばれたひょろ長いお兄さんは、差し伸べられたクリケット・ジョーの手をパシリと弾いて、自分で立ち上がった。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
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