アリドーロも興奮し始めていた。
「うるさい、黙れ!」
とフィラメントがうなった。
僕にもだんだん、わかってきた。
そうか、もしもロボットたちを全滅させることができたら、僕たちは、もう、悲しい思いをすることがなくなるんだ。
ロボットと戦わなくても、のんびりと旅を続けることができるし、旅をしながら気に入ったところがあれば、ロボットに見つからないように、なんてことを考えずに、好きに住むことができる。
はたと、僕はゼペットを見た。
ゼペットは何も言わなかったけれど、いつもより一層、ぎゅっと、スケッチブックを抱きしめていた。
そうなんだ。ロボットがいなくなったら、もう、ゼペットは、ゴムのコートばっかり作らなくてもすむんだ。
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