「あれ? ピノキオ……ピノキオ?」
砂の向こうから、ゼペットの声が聞こえた。
僕は返事をせずに、走った。早く、声の聞こえないところまで行こう。
もしも「待ちなさい」って、ゼペットの声で言われたら、僕の体はきっと逆らえないだろうから。


え? ひとりぼっちになって、僕はこれからどうするんだって?
その話は、また来月さ。
つづく
 
 
  
 
 
 
 
 
 
(C) 2007 西田シャトナー・灯夢/BANDAI VISUAL