ゼペットだけは、一緒に来てもらったら良かったかな。
でも、こんな砂だらけの風の中で、岩陰でうずくまるなんて、ゼペットにさせられないもの。
僕がひとりになって良かった。絶対良かった。
ぐるぐる悩んでるうちに、僕はだんだん眠くなってきた。
ごうごうざらざらと吹く風の向こうで、太陽が沈んでゆくのがわかった。
僕は膝を抱えたまま、眠ってしまった。
「ヘイ。お前。起きな」
「そうとも、起きねえと、やばいぜ」
という甲高い声が聞こえて、僕は目が覚めた。
風は随分弱くなっていて、空も少し明るく感じられた。砂の風の向こうに、太陽が昇っているのがわかった。
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