2匹は、ロボットだ。それも、プリンス社の! サソリやクモがしゃべるなんて、おかしいと思ったよ。
「なんだピノキオ、お前も生き物を探してて眠っちまったのか。生き物のいるところ人間ありっていうからな」
「ほらピノキオ、早く起きて、砂から出ろよ。ぐずぐずしてたら、顔まで砂に埋まっちまうぜ」
2匹は、僕の顔の近くの地面を、スルスルと滑るように動きまわりながら笑った。もう僕の名前を覚えたようだ。2匹ともとっても小さいけれど、脚がたくさんあって動きが速い。
僕の体は半分砂に埋まってて動けない。
どうしよう、こんな顔の近くから電撃を受けたら、とっても痛いに決まってるぞ! スコーピーは、あの尖った尻尾の先から電気を出すんだろうか? ネットスミスは、どこから電気を出すんだろう?
絶体絶命だ。
ああ、ゼペットやクリケット・ジョーがいたら、助けてもらえるのに!
僕は必死で、逃げようとして砂の中でもがいた。
すると、驚いたことに、スコーピーとネットスミスは、僕の周りの砂を掘り起こし始めたんだ。
「やれやれ。世話がやけるな。助けてやるか」
![]() |
![]() |







