良かった、2匹は、まだ僕のことを疑ってない。結構、人の良い連中なんだな。
「ヘイ、ところで、なんでいきなり倒れたんだ?」
「そうとも、俺たち下敷きになっちゃうかと思ってびっくりしたぞ」
「お腹が……お腹がぺこぺこなんだ」
僕が正直に言うと、2匹は大笑いした。
「そういうことかい。じゃあついてきな。ちょうど俺たち、メシを食いにいく途中だったのさ」
「そうとも。お前も腹いっぱい食うといい」

2匹のあとをついて、僕はよたよたと歩いた。
もう一歩も歩けないくらいにお腹がぺこぺこだったけれど、ご飯を食べさせてもらえると聞いて、僕は必死で力を出した。
砂まじりの風は止み始めていたので助かった。
目がまわって倒れそうになるたび、僕は、
「もうすぐご飯が食べられる」
と自分に言い聞かせて頑張った。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
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