「そうとも、腹ペコなんだろう」
「いや、その。僕は」
どうしよう。僕が電気を食べられないって言ったら、僕がプリンス社のロボットじゃないってばれちゃうぞ。
「ヘイ、遠慮すんなよ。ここの電気は、特別製だ。他では食えない味だぜ」
「そうとも。この地下では、昔の発電所がまだ動いてるからな。ワイルドなスパイスが効いてるぜ」
「忘れてた。僕は、ダイエットの途中なんだよ」
しまった! と思った時には遅かった。
僕の鼻はグーンと伸びて、歯車みたいな建物の壁の隙間に突き刺さってしまった。
「いててて!」
「ヘイ! ピノキオ! お前、鼻が伸びてるぞ!」
「そうとも、どういう機能だ? 痛いなら、引っこめろよ」
「引っこめられないんだ」
「ヘイ! ネットスミス、食事は中断だぜ。ピノキオの鼻を引っこ抜くんだ」
「よし来た、しかしどうやりゃいいんだ? 俺たちの体じゃあ、小さすぎるぜ」
 
 
  
 
 
 
 
 
 
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