「生意気なチビスケめ、オレッチがいつも踏み潰している人間の家みたいに、ぺちゃんこにしてやる!」

……なんだって?
僕は、ブルチネルラの言葉に、物凄い衝撃を受けた。
「ブルチネルラ、君は、君は、人間の家を踏み潰すロボットなの?」
「そうとも! 参ったか!」
ブルチネルラは得意そうに山のような体をふんぞり返らせた。
「ブルチネルラの旦那は、家をたくさん踏み潰したから、プリンス社の中央コンピュータ様から、えこひいきされてるんだ」
「俺たちには、家を踏み潰すなんてできないものな」
僕は、胸の中が、唐辛子を食べたときみたいに、カッと燃えるのを感じた。
頭の中がくらくらしたけれど、それはお腹が減っているからではなかった。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
(C) 2007 西田シャトナー・灯夢/BANDAI VISUAL