「死ね! この鼻とんがり野郎! お前は人間じゃねえから、眠らせるだけじゃあすまさないぜ!」
「俺の牙を受けてみろ!」
「スコーピー! ネットスミス!」
「馬鹿、俺たちにやられる振りをしろ」
「痛がりながら、走れ」
「いててててて!」
僕は2匹の言う通り、痛がる振りをしながら、走り始めた。痛くもないのに「いててて」とか言ったせいで、どんどん鼻が伸びて、まわりの小さなロボットたちは、余計に怖がった。怖がりつつも、遠巻きに追いかけてくる。
僕の鼻は、長く伸びすぎて地面にひっかかり、またポッキリ折れてしまった。僕は折れた鼻を手に
持って振り回しつつ、走った。鼻を振り回すと、追ってくるロボットたちはみな、さらにひるんだ。
「ヘイ! こいつは手ごわいぜ! 俺たちにまかせろ!」
「そうとも! こいつめ! こいつめ!」
そう言ってスコーピーとネットスミスは、僕を皆から遠ざけようと必死に頑張ってくれた。
「おお……あの2匹、なんて勇敢なんだ」
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