「ブルチネルラの旦那を倒した恐ろしい奴を相手に、渡りあっている!」
「俺たちも戦おう!」
「加勢するんだ!」
「おお!」
逆効果になってしまった。小さなロボットたちは、反対に、感動して勇気を出したようだ。皆、頑張ってスピードを出し、もう少しで僕に追いつきそうになってきた。
スコーピーとネットスミスが、僕に耳打ちをした。
「ヘイ! ピノキオ! もっと必死で走れ! 追いつかれちまう!」
「そうとも! いくら腹ペコでも、根性を出せば走れるだろ!」
あっ。そうだった、僕は、ずっと何も食べてなくて、お腹ぺこぺこだったんだ!
思い出したとたんに、僕は全身の力が抜けて、地面にころんでしまった。
「だめだ、もう走れないよう!」
いろんな形をした、たくさんのロボットが、すぐに僕の足に取り付いた。
どんどん体を這い上がってきて、あちこちをかじり始めた。
「いてててて……もう痛いのかどうかもわかんなくなってきた。僕の体、どうなっちゃうんだろう」

 
 
  
 
 
 
 
 
 
(C) 2007 西田シャトナー・灯夢/BANDAI VISUAL