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さて。
僕の体をなおすと言っても、ほとんどイチから作るわけだから、背中に背負って持ってきたカシの木を切ったり削ったり、アリドーロの悪戦苦闘ぶりは凄まじかった。
工具はちゃんと持ってきていたものの、そもそもアリドーロは不器用で、大工仕事が得意じゃないんだ。木を切ったり削ったりするよりも、よっぽどたくさん、アリドーロは自分の指や腕を切ったり削ったりしてしまい、そのたびに、
「うっひゃああ!」とか「あいててて!」とか、
かっこ悪い叫び声をあげた。
そして、デコボコの体を作った。
アリドーロは別にあてずっぽうで作ったわけじゃないんだよ。というのも、アリドーロは、僕の頭を見つける前に、まず、あちこちに散らばっていたボロボロの僕の手足や胴体を見つけていたんだ。それをたどって拾い集めているうちに僕を発見した。だから、体を作りなおす時には、それをお手本にすることができたんだ。
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(C) 2007 西田シャトナー・灯夢/BANDAI VISUAL