こうして、僕とアリドーロの、ふたりっきりの旅が始まった。
アリドーロは、食べ物とか水とか生活の道具とか、いろんなものを入れた袋に、念のために作りそこないの僕のデコボコの体を入れた。
ボロボロになった前の僕の体は、そこに置いてゆくことにした。すでにもう、虫たちの家や食べ物になっちゃっていたからね。今さら返してもうらうのは、申し訳ないと思ったんだ。
そして僕の頭は、アリドーロの肩の上に、くくりつけて落っこちないようにしてもらった。これで僕は、アリドーロと一緒に旅をすることができる。
僕とアリドーロは、まずは湿地帯を南に進んで抜けようとした。クリケット・ジョーとゼペットたちがどの方角へ進んでいたかを、ちゃんと覚えてないってアリドーロが言うものだからさ。
あーあ。アリドーロったら、どうしてそんな大切なことを覚えてないんだろう! 参ったよ、こんなことなら、ネットスミスとスコーピーから、別れ際に聞いておくべきだった。でも、聞いてなかったものは仕方ない。
僕らはいったん、南へ向かって、もとの砂漠へ戻ることにした。そこから改めてなんとか道を思い出して、ゼペットやクリケット・ジョーたちを探そうってことになったんだ。
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