「オレは、もう、隊長たちにはついていけないよう。フィラメントの言うとおりだとしたら、プリンス社の中央コンピュータのところへなんか、たどり着けっこない。ピノキオ。お前がいなくなってから、ただでさえオレたちは、今までよりもっと恐ろしいロボットたちと戦い続けたんだ。ライオン型や、恐竜型や、そんな恐ろしいロボットと。オレは何度眠らされちまうと思ったか、わからない」
僕は、ゼペットがそんな恐ろしいロボットたちと戦う様子を想像して、身震いした。確かに、アリドーロが怖がるのも無理はない。
「でも、とっても強いフィラメントが味方になったんだろ」
「中央コンピュータのいるプリンス島には、さらに恐ろしいロボットたちがうようよと待ち構えてるっていうんだよ。フィラメントでさえ歯が立たないような。俺たち人間の自警団の誰もがあっという間に眠らされてしまうような、見たこともないロボットぞろいだ。きっとオレなんか、眠らされるどころか、命をとられてしまう」
アリドーロの閉じた目から、涙がこぼれ続けた。
「なのに、なのに、隊長も中尉も少尉も、本気で、プリンス島へ渡るつもりなんだ」
「どうやって海を渡るの?」
 
 
  
 
 
 
 
 
 
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