「……あった」
と、キャット少尉が言った。
「たぶん、俺にしか、まだ見えない。10時の方角だ。どうします、隊長」
「フォックス中尉、10時の方角にボートを進めてくれ」
クリケット・ジョーが言い、僕らのボートは、進路を少し変えて進んだ。
絶壁のロボットたちが、僕らの進む方角に合わせて、密集している場所を移動し始めた。
僕らはどんどんロボットたちが集まっている絶壁に近づいていった。
崖の上の恐ろしいロボットたちが、僕らを待ち構えてギリギリと体をきしませているのがわかった。
クリケット・ジョーは、瞳を炎のように輝かせて、近づきつつある崖の上のロボットたちを見ていた。
「……フィラメント」
ロボットたちから視線を外さずに、クリケット・ジョーは言った。
「隠していることがあるだろう、俺たちに」
「何のことだ?」







