岩の割れ目の中は、フィラメントが言った通り、洞穴になっていた。
結構高い天井の下に水路があり、フォックス中尉の漕ぐ僕らのボートは、しぶきを上げてその水路を進んだ。そしてすぐに岩に乗り上げて、僕らは皆、洞穴の中の宙に放り出された。ボートが木っ端微塵になった。
空中で、クリケット・ジョーが、僕と、ゼペットのスケッチブックを抱きかかえてくれた。
皆、地面にごろごろと転がった。
眠り続けるアリドーロも、地面に転がった。
僕とスケッチブックを抱きかかえながら、クリケット・ジョーは立ち上がって叫んだ。
「フィラメント! ピッチングだ! 洞穴の入り口をふさげ!」
「ピッチングでどうやってふさぐんだよ!」
「キャット少尉、砕く場所を教えてやれ! 急げ!」
キャット少尉が目を大きく見開いて、入り口を見た。
その入り口から、さっきの龍の首が何本か、洞穴に侵入してきた。岸壁を這い降りてきたらしい、別の巨大なロボットも二匹いた。一匹は巨大な骸骨みたいなロボットで、もう一匹は、巨大な脳みそみたいなロボットだった。
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