「わかる」
「その3つのすぐ下の岩盤に、ヒビが入っているのが見えるか」
「見える」
「もっと上の方にも、岩の出っ張りが7つある」
「わかる」
「あの岩も、風化でもろくなっているようだ」
「まかせろ、全部、俺が砕いてやる!」
フィラメントが、地面に落ちている岩を拾った。
入り口からは、さらにたくさんのロボットたちが侵入し始めていた。全身がトゲトゲの針で覆われた巨大ウニみたいなロボットや、うずまきみたいな形をしたヘンテコなロボットや、見たこともないようなでたらめな形をしたロボットたちが次々に這い降りてきて、眠り電気を放った。
フォックスが、その電気をことごとく体で受け止めて、片っ端から機能停止ボタンを押した。ロボットたちは皆、僕らのところに来るまでに動かなくなり、水に沈んだ。入り口の水路は、沈んだロボットで埋まり始めていた。
龍のようなロボットの首だけは、しぶとくフォックスを苦しめていた。

 
 
  
 
 
 
 
 
 
(C) 2007 西田シャトナー・灯夢/BANDAI VISUAL