洞穴はすぐに暗くなったけど、キャット少尉が暗いところでも見える目で地形を読んで、皆に説明しながら走ったので、誰も転ばなかった。
「島は大きくない。プリンス社の中央コンピュータがある島の真ん中まで、2キロくらいだ」
のっぽのフィラメントが言った。
しばらく走ったあと、僕らが走ってきた遥か後方から、風が吹いてきた。
続いて、岩が崩れる大きな音がした。
ロボットたちのうごめく、ギリギリ、キシキシという音が、かすかに響いてきた。
ふさいだ入り口の岩が、きっと、どけられたんだ。
龍のロボットの吼える声が遠くから反響してきた。
きっと、ロボットたちが追ってくる。
息を切らし、無言で、皆は走り続けた。
走り続けながら、クリケット・ジョーとキャット少尉が、ポケットに手を突っ込んだ。金属の小箱を取り出して、フタを開けた。
何も言わず、クリケット・ジョーとキャット少尉は、その中の薬を口に入れた。
「うえっ」
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