「ピノキオ。お前は、たぶん、最後の最後で、役にたつ」
その声に重なって、ロボットたちの立てる音が、だんだんと近づいてきていた。
「推理さ、ピノキオ。科学者たちが、なぜ、フィラメントを守って全滅して、彼に望みを託したのかを、俺はずっと推理していたんだ。この任務が成功するかどうかは、フィラメントか、お前を目的地に送り届けることがカギだ。プリンス社の中央コンピュータを止めることができるのは、お前たちなんだ」
「僕とフィラメントが?」
「そうだ」
「僕は頭だけだよ」
「頭だけになってもだ。どうだ、フィラメント、俺の推理は」
「さすがだな。わかってるじゃねえか」

ズシン、ズシン。
ギリギリ、ギリギリ。
グロロロ、グロロロ。

 
 
  
 
 
 
 
 
 
(C) 2007 西田シャトナー・灯夢/BANDAI VISUAL