鳥ではなかった。電子音。膨大な量の、ピコピコという、機械たちの奏でる音が聞こえてきたのだった。 息を切らしながら、フィラメントは僕の頭を抱えた。 「いくぜ、ピノキオ。今から、プリンス社の中央コンピュータ様を、やっつけに。そんで、皆を拾って、帰ろうじゃねえか」
フィラメントは、僕を抱えたまま、光の中に足を踏み入れた。
(つづく)